祝グッドデザイン金賞受賞。神山町の FOOD HUB PROJECT のクラウドファンディングのリターンが届きました

以前神山町に行った時に、あまりのコンセプトの確かさとクオリティの高さに衝撃を受けた、”地産地食|Farm Local, Eat Local”という合言葉の「FOOD HUB PROJECT」(その時のレポートはこちら)が、2018年度のグッドデザイン金賞を受賞されました。

グッドデザイン金賞受賞ページ

FOOD HUB PROJECT 受賞報告ページ

グッドデザイン金賞受賞ページ内の「概要」は以下のようになっています。

フードハブ・プロジェクトは、「地産地食」を合い言葉に、地域の農と食を次の世代につないでいくための農業の会社。人口約5500人の徳島県 神山町の産官学と地域が一体となって進めている。老若男女、町に暮らす人を対象にした「育てる、つくる、食べる、つなぐ」という小さな食の循環システムを通して、新規就農者を受け入れ、農業を営み、育てた農産物を使った食堂・パン屋・食品店を運営、地元の食材で加工品を開発し、保小中高と連携した食育活動を行う。単なる農業や飲食業に留まらない、地域の農業問題の解決、食文化の継承、雇用創出、移住促進、コミュニティの活性、次世代教育など、幅広い範囲での地域社会の課題解決を担っている。

このプロジェクトは友人の真鍋さんが推進していることもありずっと注目してきたのですが、改めて見ても本当に素晴らしいです。いまや日本中が抱える大きな社会課題に対して解決策を示しつつ、「単純に食べて美味しい」「単純に建築や空間として見て美しい」「単純にプロダクトデザインとして美しい」という軸となる部分のクオリティがとても高い。人は残念ながら理念や思いだけでは動きません。クオリティの高いサービスやプロダクトや体験があって初めてビジネスが回っていきます。

大切にしたのは、老若男女を対象にした「日常」のデザイン。毎日、食べられるけど、よく噛んで、味わって食べる。早く伝えるのではなく、ゆっくり伝える。大きく変えるのではなく、小さく、毎日、時間をかけて良くしていく。食堂やパン屋には、0歳の赤ちゃんから90歳のおじいちゃん、おばあちゃんが毎日訪れている。かつて日本の田舎には、自然と農業と暮らす人が寄り添い、その土地の食文化が四季を通じて循環し、それが次の世代に受け継がれていくことが日常として存在した。しかしそれが急速な資本主義化の流れによって失われていった。「昔のように」と過去を美化するのではなく、農業というビジネスを核に、地域に残る資源を活かし、世界にも通ずるであろう「地産地食」という小さな食の循環システムを、現代の「日本的な食」としてデザインすることで、季節と世代の連関を取り戻し、地域社会を持続可能な状態にしていくことが可能になるのではないか。

グッドデザイン金賞受賞ページ内の「デザイナーの想い」からも、徹底的にローカルだからこそ普遍的な価値を持ちうる、ということを感じます。

自分も微力ながら日本酒をつくるプロジェクトのクラウドファンディングで応援させてもらい、先日リターンの「神山の味 満腹セット(日本酒・神山の味全部セット)」をいただきました。

プロジェクトのテーマである日本酒以外にも食材たくさん!(全部写真撮りきれず)

カロリーメイトならぬ「カミヤマメイト」。どんな味なんだろうと想像しながら味わうのがめちゃくちゃ楽しかったです。

「もっちり、ずっしり、ご飯のように毎日食べられる」という「いつもの食パン」、おすすめ通り厚切りにして食べたら本当に美味しかったです!

海外からシェフを招く「CHEF IN RESIDENCE」のCHEFがつくった商品も茶目っ気たっぷりです(笑。

食堂での飲食提供やプロダクトの販売だけでなく、自分たちで農業もやられているので、自分たちがつくった農作物を商品化されています。

地元に伝わる料理、食材、季節の行事などをまとめた冊子も。こういう地域の食文化がこれから急速に失われていくことを考えると、地域の伝統的なものと現代的なデザインやプロダクションを組み合わせてこれからの社会のあり方を投げかけるというのは本当に意義深い活動だと思います。

ちなみにこのクラウドファンディングのプロジェクト終了前には、神田の超注目レストランBlind Donkey で、友人のフードユニット「ごはん同盟」さんとのコラボでスペシャルディナーも開催されました。こういう風に東京からでも応援できるというのがつながりが感じられていいですね。

今後も FOOD HUB PROJECT の動きが本当に楽しみです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA